Nintedo Switchで発売中の「世界のアソビ大全51」のルドーというすごろくゲームがあまりにも虚無ゲーであると話題で、youtubeにも実況動画が多く上がっています。
今回はそんなルドーというボードゲームをご紹介しようと思います。
1.ルドーとは(元となったパチーシとの違い)
Ludo(ルド・ルドー)イギリスで作られたすごろくの一種でラテン語で「遊ぶ」という意味のボードゲームで、6世紀にインドで開発されたパチーシというゲームから派生したものです。パチーシが長い辺が8マス、短い辺が3マスの十字型のボードでゴールまで84マスを進む必要があるのに対して、オリジナルのルドーは長い辺が6マス、短い辺が3マスの十字型のボードでありゴールまでは56マスです。
パチーシが6枚の貝の表裏で進む数を決め最大25マス進めるのに対して、ルドーは1つのサイコロを振って出た目で進む数を決めるので最大6マスであるという違いのほか、パチーシは自分の駒を重ねて2個同時に動かすことができるがルドーにはできないという違いがあります。
どちらのゲームも既に相手の駒が止まっているマスに自分の駒を進めると先に止まっていた相手の駒をスタートに戻すことができます。ゴールするには4つの駒をゴールさせる必要があるため、スタートに戻されることが起こることも少なくなく、ルドーが虚無ゲーだとかクソゲー呼ばれている一因となっています。
2.世界のアソビ大全51のルドー
Nintedo Switchの世界のアソビ大全51に収録されているルドーは長い辺が5マス(しかも1マスは縦横で共有されている)になっておりスタートの位置もオリジナルより前方に設置されているため、オリジナルのルドーよりさらに進むマス数が少なくなっています。ゴールのマスが4つあるためゴールまでのマス数は37~40マスです。
このゲームが虚無と呼ばれるもう一つの原因が、6が出るまで自分の駒を陣地から出すことができないという点です。これによってスタートに駒を戻されてコースに駒がなくなってしまった場合、6の目をサイコロで出すまで自分の番が来てもパスをし続けるはめになります。いくらサイコロをふっても6が出なければ駒を動かすことができないので、ゲームではなく6が出るまで延々とサイコロをふりつづけることになります。スタ-トに戻されると進捗がリセットされるだけでなく、6が出るまで何もできなくなることもしばしばなので本当にゲームがなかなか終わらないです。全然終わらない運ゲー呼ばわりされているのも納得ですね。
この点は世界のアソビ大全51ではコースに駒がないとき(ゲーム開始時や自分のすべての駒が)には、サイコロの出目関係なしに駒を出せるかどうかを設定することができるようになっています。
他にも設定で自分の駒が2つ以上同じマスにある際は別のプレイヤーはそのマスに止まることも追い越すこともできなくなる「ブロック」というルールのオンオフや、ゴールエリアにピッタリ止まらなくてもゴールできるか、1位決定までやるか全員の順位が決まるまでゲームを行うかを設定で選ぶことができます。
ルドーの基本ルール
これらに加えて、6が出たときにはもう一度サイコロをふることができます。
長々と書いて参りましたが、分かりやすくルドーの基本のルールを簡潔にまとめますと
- 6が出たら自分の陣地から駒をスタート地点に置くことができ、コース上に自分の駒が複数ある場合もある。
- 4つの駒全てをゴールさせたら勝ち。
- 既に相手の駒が存在するマスに新たに自分の駒を止めると、もともとあった駒は持ち主の陣地まで戻る。
- 6が出るともう一度サイコロをふることができる。これは6以外の目が出るまで動かし続けることができる。動かす駒はコースに出ていれば毎回変えてもよいし、1つの駒を進め続けてもよい。
この4つのルールさえ覚えておけばルドーを遊ぶことができます!
実際にルドーで遊んでみよう
下に世界のアソビ大全で使われているのと同じマス数のルドーの盤面を作成してみました。自宅で家族や友人とオフラインで遊ぶことができます!おうちやコンビニの印刷機でご自由にカラー印刷して、遊んでみてください。(編集等自由)
用意するものは
- 駒(100均のおはじきを使用しました)
- サイコロ(こちらも100均で5個セットが売っていました)
- 盤面(下を印刷してください)
100均のおはじきは安くて量が入っているので便利ですね!
如何でしたか?材料は簡単に揃いますし、おうちにSwitchがなくても家族4人でルドーを楽しむことができます。次の休日は天気やウイルスを気にせずにおうちでルドーを楽しんでみるのはいかがでしょうか。
前回おはじきもを利用した手作りマンカラの記事は下記からどうぞ!↓