【僕こそ音楽】半沢直樹にも出演の井上芳雄主演『モーツァルト!』ってどんなミュージカル?

7/18のMUSIC FAIRはミュージカル特集ということで様々なミュージカル俳優が出演されます。その中でもミュージカル界のプリンスと呼ばれる井上芳雄とミュージカル『モーツァルト!』のあらすじと結末、井上芳雄が歌う「僕こそ音楽(僕こそミュージック)」についてご紹介します。

ミュージカルだけじゃない!半沢直樹にも出演する井上芳雄って?

ミュージカル界のプリンスと呼ばれる井上芳雄は東京藝術大学在学中に『モーツァルト!』と同じ作詞ミヒャエル・クンツェ作曲シルヴェスター・リーヴァイのミュージカル『エリザベート』の皇太子ルドルフ役デビューしその後、蜷川幸雄演出の舞台でも活躍していたミュージカル俳優です。1月に放送されたスピンオフドラマに続き、7/19開始の半沢直樹にもスパイラルの創業メンバー加納一成役で出演します。

ドラマ半沢直樹でスパイラルの創業メンバーにして元専務の加納一成役の井上芳雄
スピンオフドラマの最後でスパイラルから独立した加納ですが……

『モーツァルト!』では主役ヴォルフガング役を演じていました。ともにStarSというユニットを結成していて『モーツァルト!』ではWキャストでもあった山崎育三郎に比べて、ヴォルフガングの天才性が表に出た演技がファンを引き付けているように思います。

ミュージカル『モーツァルト!』のあらすじ&結末

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(以下ヴォルフガング)は子供のころ、教わらずにピアノを弾いたり曲を書いたりしていたため神の子と呼ばれます。

成長したヴォルフガングは博打で稼いだ金で貴族にしか許されない銀の刺繍が入った赤いコートを買ったり、自身の作曲の才能におごって作曲したものを譜面に起こさなかったりと自由に生きていますが、故郷ザルツブルクの領主でもある大司教コロレドに使える宮廷音楽家であり厳しい父との仲はあまりよくありません。

『僕こそ音楽』はこのシーンでヴォルフガングが父と音楽への思いを歌い上げるナンバーです。

曲を献上しにあがったヴォルフガングにコロレドは礼儀がなってないと怒りますが、短気なヴォルフガングはそれに対して反抗したために宮廷音楽家を首にされてしまいます。この1件で大司教に逆らうなという父との溝をより深めたヴォルフガングは自由な音楽を求めて母と共に曲を献上しにあがったヴォルフガングにコロレドは礼儀がなってないと怒りますが、短気なヴォルフガングはそれに対して反抗したために宮廷音楽家を首にされてしまいます。

この1件で大司教に逆らうなという父との溝をより深めたヴォルフガングは自由な音楽を求めて母と共にドイツのマンハイムへ旅立ちます。しかし、父からの仕送りを知り合いのウェーバー一家に渡してしまったうえに子供のころのようにはもてはやされず、その上母親を病気で亡くしてしまいます。

旅費を失ってザルツブルクに帰ってきたヴォルフガングは幼いころからヴォルフガングを買っていたヴァルトシュテッテン男爵夫人の援助でウィーンでの音楽活動を始めるが、才能あるヴォルフガングを思い通りに支配しておきたいコロレドの手先に監視されることに嫌気がさしたヴォルフガングは、勝手に大司教の館を抜け出し街で再開したウェーバー一家の家に引っ越してします。ヴォルフガングはそこでウェーバーの娘コンスタンツェとの仲を深めていくことになる。しかし勝手に屋敷を出たことに起こったコロレドの手によってヴォルフガングは皇帝の前での演奏をキャンセルさせられ直訴に行く。ここでヴォルフガングとコロレドは決定的に決裂することになる。

以下結末までのネタバレを含みます。


その後ヴォルフガングはコンスタンツェと結婚もし、ウィーンで脚光も浴びるが心配して迎えに来てくれた父と互いが互いを思いやっているにも関わらず決定的なすれ違いを起こしてしまい、フィガロの結婚を始めとした成功のたびにコンスタンツェとの距離も離れてしまう。やがて父親と分かり合えないまま死別し精神が不安定になったモーツァルトは幼いころの自分の影であり才能の化身でもあるアマデに脅えはじめる。そのころパリではフランス革命が起き、それに影響を受けてヴォルフガングは悪友シカネーダーとオペラを作ることになり『魔笛』の作曲をすることになる。オペラは大成功するも父の死などの影響もありヴォルフガングは弱っていた。そんなヴォルフガングの元にレクイエムの作曲を依頼する謎の男が現れるが、弱っているヴォルフガングはレクイエムを完成されることなくアマデとともに息絶えます。

「僕こそ音楽」が使われる場面

この「僕こそ音楽」というナンバーは、ヴォルフガングの主張であり天才として扱われた呪いとして前半の父親とのすれ違いのシーンと最後に使われているほかにも、「このままの僕を愛してほしい」という願いをもって父親とのシーンや妻コンスタンツェとのシーンで何度もリプライズ(同じメロディーを曲調を変えて使用すること)されています。最初から最後まで使われており繰り返されない部分もなぜか頭にしっかりと残る名曲です。


いかがだったでしょうか?ミュージカル『モーツァルト!』のことを知ってより一層曲が楽しめると思います。

興味を持った方、曲を気にった方はyoutubeにも上がっているのでおうち時間でじっく聞いてみるのはどうでしょうか

7/18の夜はぜひ自宅でMUSIC FAIRを楽しみましょう!

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