半沢直樹2第2話 原作との違いは?【ロスジェネの逆襲】

第2話の視聴率も22%を超えた半沢直樹

半沢たち東京セントラル証券が東京中央銀行に仕事を奪われて終わった第1話でしたが、第2話では銀行の計略をギリギリで阻止し、半沢は銀行と真っ向から対立することになります。

そんな半沢直樹の原作「ロスジェネの逆襲」と半沢直樹第2話との違いをまとめてみました。

第1話の原作との違いは下の記事からどうぞ!↓

半沢直樹2第二話 原作(ロスジェネの逆襲)との違い

フォックス側からの具体的な業務提携内容提案

「ロスジェネの逆襲」ではフォックスがスパイラル株を買うメリットについて、瀬名(尾上松也)がスパイラルのポータルサイトでフォックスのパソコン販売に結び付けることを想定したり資本提供することで何らかのメリットは生じるといったふんわりとした内容になっています。

一方、ドラマではフォックスの社長郷田行成(戸次重幸)がIT連合を組みオリジナルスマートフォンの開発を提案してくるなど、フォックス側がしっかりとメリットを提示してくることで全力で騙そうとしてることがわかる内容に改変されています。

フォックスへの融資元の情報の入手順が異なる

原作では森山(賀来賢人)が電脳雑技集団の財務部係長三杉に会うために電脳雑技集団のオフィスがアあるビルを訪れた際に、フォックスの郷田社長が電脳雑技集団のフロアへと上がっていくのを目撃したと半沢に報告し、半沢が渡真利(及川光博)に確認を取り東京中央銀行からの融資があることが発覚します。その後、郷田から白水銀行で融資を受けると聞いていた瀬名と話したことで疑惑が深まります。

ドラマではフォックスの業績が悪化状態にあることに気が付いていた半沢が渡真利に依頼してフォックスへの融資の有無を確認したのち、瀬名に頼んで郷田から融資元を聞き出してもらうことで郷田や大洋証券広重(山崎銀之丞)の裏切りが明らかになりました。

三木の改心

半沢直樹第二話の展開で原作と最も大きく異なっていた点が、三木(角田晃広)の改心です。

ドラマでは半沢が自分の一面を認めてくれたことに影響を受けて半沢再度に寝返った三木ですが、原作での描かれ方とは大きく異なります。原作の三木は総務部で冷遇されており対人スキルを半沢に褒められることもありませんし、銀行に情報を横流ししていたことを頭取の耳にいれると半沢が脅しをかけたことで半沢に協力することになります。

情報の手に入れ方も原作「ロスジェネの逆襲」では、三木が行っていた雑務の中に買収計画書のコピーが存在していたが故にスキーム図を手にいれられただけなので、危険を冒して伊佐山のデスクに侵入し計画書を盗み出したドラマ版では出番が増えておりドラマ化にあたって大きく出世したキャラクターですね。

広重の自白

原作では大洋証券の広重は、半沢が買収計画のスキーム図を突き付けたことであっさりと瀬名を騙そうとしていたことを謝罪し自白します。

ドラマでは、半沢たちが出してきたのはでっちあげの計画書であると食い下がり、半沢の部下浜村(今田美桜)が森山に送ってきていた写真によって電脳雑技集団の平山夫妻と密会していたことがバレたため、会ったことがないと言っていたことと辻褄が合わなくなりようやく罪を認めます。

会社法例外

ドラマでは新たに大量発行したスパイラルの株式をフォックスに引き受けてもらうことで電脳雑技集団に過半数の株式を取得させないという大洋証券のスキームの法的欠陥をついた際に会社法の例外で済まされていましたが、原作「ロスジェネの逆襲」では支配権の維持を目的にした新株の発行は焦土的経営が買収の意図にある場合は新株の発行が認められる旨の抗弁をしています。

今後の展開予想(ネタバレ注意)

半沢直樹2では大洋証券の広重のように原作「ロスジェネの逆襲」では半沢が直接追いつめていなかった登場人物も一人一人丁寧に、やられたらやり返していく構成のようです。原作の「ロスジェネの逆襲」ではドラマ1話で銀行に情報をリークして半沢を裏切った諸田(池田成志)が特に痛い目に合うわけではないので彼のことも半沢が「倍返し」してくれるのではないかと期待ですね。

次回予告を見る限り、次回第3話は「ロスジェネの逆襲」には登場しない金融庁の黒崎(片岡愛之助)やスピンオフドラマからのドラマオリジナルキャラクターであるスパイラルのプログラマー高坂(吉沢亮)が登場するようです。完全にオリジナルストーリーになることが予想されます。また、第一話での大和田(香川照之)のセリフ、第二話での三木の改心ときて、第三話では半沢が恩返しと言葉を口にするようなので、半沢直樹第二期のキーワードは「倍返し」ならぬ「恩返し」であることが予想されます。

原作の残り内容から「ロスジェネの逆襲」は5話までで6話前後から「銀翼のイカロス」に入るのではないかと思われます。今後の展開が楽しみですね。

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